買い物に出かけようと自転車を出していたら、通行人の女性が、家の前を通り過ぎて戻ってきて、不意に声をかけられた。
「猫ちゃん元気ですか?」
「?」
「いつも、玄関先で愛想のいいアメショがいらっしゃいましたよね。」
ランが交通事故で亡くなって、もう直ぐ1年になろうとしている。
その間、この人はこの道を通るたびに、ランの事を思い出し、気にかけてくださっていたのだろうか・・・
ランが玄関先で座っていると、高齢の方やベビーカーに乗った子供まで、たくさんの方に声をかけられ、撫でてもらっていた。
ランも通行人を眺めたり、日向ぼっこをするのが大好きだった。
知っている人から、ランの事を聞かれることさえ辛かった。
ランの思い出があふれ出てきて、涙が止まらなかった。相変わらずな私です。
けど、嬉しかった。
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