「あなたの家にかえろう」
12月に帰省して父の外来受診に付き合った時、腫瘍科の待合室でこの冊子を見つけた。
それまでは、父は今まで通っていた県病院の緩和ケア病棟に入院して最期を迎えると思っていた。
この冊子を手にし、父の使っている古いベットを換えようという事をきっかけに、色々なアドバイスを頂き、どんどん在宅療養へと準備が進んでいった。
そのきっかけは私だったかもしれない。けれど姉の「どんどん行動する。何でも人に聞いてみる。調べてみる。」という行動が幸した。
まだ、1月の段階ではまだまだ先の事と思っていた。1月には余命3ヶ月と言われていた。
この先生と話をすると必ず余命宣告をしてくれる。聞きもしないし、聞きたくもないのに。
膵臓癌のOP後はあと半年と言われたし、ヘルニアのOP後は4ヶ月と言われた。
それを何とか元気に前向きに過ごし、1年8ヶ月生きてきていたから・・・
だから、1月にあと3ヶ月と言われても切迫感はなかった。
2月に入って、あと1ヶ月と言われ、衰弱してくる父を看て「もう本当にいよいよなのだな」と言う実感を持った。
でもそれでももう少しは・・・という気持ちもある。
介護認定を受ければ、介護ベットが格安でレンタルできる事。それが準備を進めるきっかけだったが、今となれば準備を始めていて良かったと思う。
在宅療養へと切り替えて、過ごし易く、安心してゆっくりと療養が出来るように順調に進んでいく。
でも、家族は姉と母は不安だという。
訪問看護師や医師が「いつでも駆けつけますよ。」と言ってくれても、痰が絡んで苦しそうだったり、足が浮腫んでパンパンだったり、排泄に支障があったり、足腰がおぼつかなかったりするとどうしていいのか分からなくなるのだろうと思う。
家で病人を看護し看取るということの大変さが見えてきている。
私と甥は出来れば最期まで看たいという思いがある。でも、何かあった時・・・
介護士の甥は仕事があり、私は25日までは帰れない。
なんとか25日まで持ち堪えてくれるといいのだけど。
在宅診療 ホームホスピスケアを検索していて見つけたもの
アットホーム ホスピスケア――住み慣れた家で最期まで過ごすために――
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