職場の皆さんにご迷惑をおかけして、殆どの方に交代を交渉し、当直を代わってもらって帰ってきました。
帰ってきて、「ただいま」と顔を見に行くと、しばらく焦点が合わず、暫くたってから私の顔が分かった様で、「帰ってきたか。」と一言。
一日の殆どの時間を寝て過ごし、立つのも座るのも、ベットの上で起き上がる事ももう自分では出来なくなっている。
座っている時もウトウトして、眠っているのか、起きているのか分からない。
時々、夢と現実が分からなくなっているのか、意味不明の行動を取る。
でも、嫌だという意思表現はしっかりする。
痩せたとは言え、父の体を支えるのは大変で、義兄か甥か息子の誰かの手を借りないと難しい。
これだけ人手があってでも大変な介護・・・介護の大変さを身にしみて感じる。
あれが嫌だ、これをするな、もうええ・・・と言われながらも、そばで背中を擦れる。この時間を大切に思う。
「・・・・出来るかの?」と急に笑って話してくれた。
結局は意味不明だったが、笑顔がついこの前まで冗談を言っていた父のおどけた顔を思い出させてくれた。
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